何度かネタにしているが、私はX(旧Twitter)上で渡邉美樹にブロックされている。
ブロックされていること自体は特に問題ない。ビジネス解説マンガを描き記し、公開し、マネジメントとはどうあるべきか、会社はいかに人を活かすビジネスを展開していくべきかを記した結果、渡邉美樹にブロックされるのは公開している内容の正しさを裏付けてくれる材料なので、むしろ今のままのほうがありがたい。
しかし、このようなことを書き記してもこの人殺しのやらかしたことは消えて無くなるわけではない。ついでに言えば、人殺しは渡邉美樹だけではない。柳井正も小川賢太郎も従業員を殺している。殺しておいて平然としている。
残酷な言い方になるが、本書はこうした連中がどうやって人を殺してきたかを記した一冊である。しかも、こうした殺し方は今もなお消え去ることはなくまだ続いている。渡邉美樹や柳井正や小川賢太郎といった人殺しは有名人でもあるから叩かれるのであって、そこまで有名ではないが人を殺して平然としている人間は今も存在している。
さらに本書は残酷な事実を突きつける。そうした人間を一人一人叩いたところで解決しない、また、合法的に叩くための機関である労基も既に限界を迎えているという現実である。
期待すべき点を挙げるとすれば、本書刊行からの時間経過による社会的な改善である。実際に働いている立場から言うと、これらは年々改善されてきていると実感できる。その上で、ようやく給与アップのステージに入ってきているのだと感じることができる。
ただ、遅い。
こいつらに殺された人、命を落とさずに済んだものの未だに苦しめられている人は見捨てられたままである。