現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」で有職故実にも着目が集まるようになったが、有職故実は何も平安時代だけの話ではない。何なら現在も必要とされる知識である。
平安時代最盛期の文化、習俗、貴族社会の生活を詳細に記録し、時間を越えても再現する。こうした有職故実はどうあっても文字だけで達成できる代物ではない。絵画を使うことができるなら絵画、写真ならば写真、それはやがてそのうちという話になるであろうが動画を取り込むことができるなら動画も用いると有職故実の精度は高まる。
本書はこうした有職故実の中でも最高級の品質のうちの一冊である。
KADOKAWAは電子書籍に力を入れている出版社である。そのため本書は紙だけでは無く電子書籍としても販売された。
その結果どうなったか?
拡大、縮小、自由自在! 細かいところもよくわかる!
たとえば「扇面古写経」もこの通りである。