いささめに読書記録をひとしずく

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おじいちゃんといっしょドラッカー講座朱夏の陽炎

宇都宮ミゲル著「一球の記憶」(朝日新聞出版)

一球の記憶

昭和から平成初期のプロ野球を彩った名選手達のインタビュー集である。

開幕から日本シリーズ終了までの間、ゴールデンタイムにテレビをつければどこかしらの試合中継が存在していた時代、プロ野球は娯楽の中心であった。

その時代のプロ野球を彩った37名のプロフェッショナルたちへのインタビューは、その時代のプロ野球をテレビで、あるいは実際に球場で観ていた読者を郷愁へ誘い、あるいは、生まれる前や物心つく前の出来事として知識でしか知らなかったことを呼び起こしてくれる。

以下が本書に登場する名選手達である。

いずれも一時代を築き上げた伝説の選手達であり、名勝負を繰り広げてきたプロフェッショナルたちである。

本書を読むと、ページをめくるたびにかの時代に戻っていく。