成功したビジネスパーソンは何をして成功したのか?
運か、それとも天賦の才か?
著者の答えは違う。著者の答えはただ一つ、「屈しない」だ。
著者は本書に於いて、自らの体験から成功の原則を洞察し、読者に喚起を促しつつ、自らと同じ成功体験、すなわち、社会的価値と経済的自由、そして夢の人生を実現するための七つの秘訣を紹介している。
その秘訣とは、
- 不屈の心
- 不屈の執念
- 不屈の野心と目標設定
- 不屈の準備
- 不屈のブランド戦略
- 不屈のストーリーテリング
- 不屈の行動力
この七つであり、著者はその七つの秘訣においていかなる形で自己実現を成就させたか、また、古今東西の著名人や無名人が成功を手にしたかを描き出している。
その上で、補足としてではあるが、成功を加速させる不屈のエネルギー、情熱、楽観主義を描き出す。楽観主義とは必ずしも脳天気を意味しない。成功する自分をイメージさせ、その方向へ向かわせる行動の源泉である。
そうした秘訣を身につけるにはどうすべきか?
書店で本書を購入すると帯が巻いているであろう。そして、本書の帯には「どん底からの逆転勝利をもたらす12の習慣」とあり、本書に書かれている12の習慣を実践することで秘訣を身につけることが可能となるとわかるはずである。
その12の習慣は、その全てが当然至極とする内容である。読んだ人は「これで秘訣?」と感じるであろう。ただ、それを実践してみるとわかるはずである。当然でありながら全てを実践するのはそこまで容易ではない、と。