いささめに読書記録をひとしずく

お勧めの書籍や論文を紹介して参ります。

おじいちゃんといっしょドラッカー講座朱夏の陽炎

雨穴著「変な地図」(双葉社)

変な地図

「変な家」や「変な絵」の作者である雨穴氏の最新作である。

rtokunagi.hateblo.jp

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図書と言う語の語源を調べると四書五経の一つである易経にたどり着く。

「河出図洛出書聖人則之」が図書と言う語の語源であり、「図」は自然科学、「書」は人文社会科学のことである。本作は易経でいうところの「河出図」を鍵とする作品であり、本作についてあまり詳しく書くとネタバレになるので詳しくは書けないが、本日の記事の添付画像、すなわち本作の表紙は本作の重要なヒントとなる図である。

自然科学にしろ、人文社会科学にしろ、学ばなければ身につけることはできない。その点を踏まえて本作を読むと……(これ以上書くとネタバレになるので控える)

また、本作の重要なヒントとなっているのは時間軸である。本作のタイトルである「変な地図」とはグーグルアースのような常に最新になるようアップデートしている地図ではなく……(これ以上書くとネタバレになるので控える)

地図はどのような意図のもとに描かれるものであるか、そして、地図を目にできるというのは当たり前のことなのか否かを考えたとき、本作で示される地図そのものの位置づけとは……(これ以上書くとネタバレになるので控える)

他にももっと書きたいことはあるが、何を書いてもネタバレになってしまう。このもどかしさを理解いただけるのは、本作を既に読んだ方だけであるはず。その上で本作を説明するとなると、私の本日の記事のような曖昧さで記すしかないことをご理解いただけるはず。

とにかく、買って読んで欲しい。それしか言えないのが本作である。