リーダーシップとは古代から存在していた概念である一方、かつては、軍隊や政治の世界などのように少数の人々に限られたものあった。
現在はリーダーシップそのものが一般に広がり、私たちの日々の生活に深く関係するものとなっている。その影響で、リーダーに必要な能力も幅広く捉えられるようにもなっている。
本書には、ジム・コリンズ、ウォーレン・ベニス、バーバラ・ケラーマン、マーシャル・ゴールドスミス、スチュワート・フリードマンといった主なビジネス思想家が登場し、現代ビジネスにおけるリーダーシップを著している。

多くの企業がリーダーを求める一方、リーダーたることを忌避する風潮も幅広く見られる。リーダーに与えられる権限は魅力的であり、リーダーが手にする他者との比較における優越感は魅力的であるが、何と言っても重い責任がつきまとい、その責任に応じた見返りも存在しないことが多いとあっては、忌避することも当然と言えよう。
とは言え、そうした見返りについてはマネジメントの領域であるのでそちらで検討することとし、その上で見返りがあるという前提に立つと、リーダーシップについての理解を深め、自身のリーダーシップスキルを向上させることは必要不可欠となっている。
そのような状況下で本書を手にした読者は、最新のリーダーシップ理論とその実践的な応用について理解を深めることができるはずである。



